夏目漱石日语介绍(日语共读心夏目漱石)(1)

夏目漱石日语介绍(日语共读心夏目漱石)(2)

夏目漱石日语介绍(日语共读心夏目漱石)(3)

《心》讲述的是“先生”结识并爱上了房东家的小姐,同时也赢得了房东太太的好感,但却因年少时曾受到叔父的欺诈而对他人时存戒心,迟迟不能表白自己的心意。后来,“先生”的好友K住进了房东家里,也爱上了小姐,直率的K向好友“先生"表白了自己的心事,“先生”在表面上批评K“不求上进”,背地里却偷偷地向房东太太提出要和小姐结婚。知道了这一切真相之后的K在绝望中自杀了,同时K的死也留给“先生”一生的不安和自责,婚后的“先生”一直无法忘却K,他的内心无比的寂寞,终于也走上了自杀的道路。

病室にはいつの間にか医者が来ていた。なるべく病人を楽にするという主意からまた浣腸(かんちょう)を試みるところであった。看護婦は昨夜(ゆうべ)の疲れを休めるために別室で寝ていた。慣れない兄は起(た)ってまごまごしていた。私(わたくし)の顔を見ると、「ちょっと手をお貸(か)し」といったまま、自分は席に着いた。私は兄に代って、油紙(あぶらがみ)を父の尻(しり)の下に宛(あ)てがったりした。

父の様子は少しくつろいで来た。三十分ほど枕元(まくらもと)に坐(すわ)っていた医者は、浣腸(かんちょう)の結果を認めた上、また来るといって、帰って行った。帰り際(ぎわ)に、もしもの事があったらいつでも呼んでくれるようにわざわざ断っていた。

病室里不知什么时候来了医生。为了尽量让病人舒服一些,又试着作洗肠。护士为了恢复昨夜的疲劳,在别的房间睡觉。没搞惯护理的哥哥,正忙得手忙脚乱。他一见我来,说了句“帮下忙吧”,便坐下来。我代他把油纸垫在父亲屁股底下。

父亲有些舒服的样子。医生在枕边坐了大约半个小时,看过洗肠的结果之后,说声还要来的,便回去了。临走时又特意叮嘱说:如果有事,可以随时叫他。

私は今にも変(へん)がありそうな病室を退(しりぞ)いてまた先生の手紙を読もうとした。しかし私はすこしも寛(ゆっ)くりした気分になれなかった。机の前に坐るや否(いな)や、また兄から大きな声で呼ばれそうでならなかった。そうして今度呼ばれれば、それが最後だという畏怖(いふ)が私の手を顫(ふる)わした。私は先生の手紙をただ無意味に頁(ページ)だけ剥繰(はぐ)って行った。私の眼は几帳面(きちょうめん)に枠(わく)の中に篏(は)められた字画(じかく)を見た。けれどもそれを読む余裕はなかった。拾い読みにする余裕すら覚束(おぼつか)なかった。私は一番しまいの頁まで順々に開けて見て、またそれを元の通りに畳(たた)んで机の上に置こうとした。その時ふと結末に近い一句が私の眼にはいった。

这时我也退出刚才似乎就要出事的病房,又想去看先生的信。但是,我丝毫没觉到一点轻松,刚在桌前坐下来,便觉得哥哥又要高声喊我。倘若这次再喊我,那可真是临终了。恐惧的心情使我的手颤抖起来。我下意识地只管一页一页翻着先生的信,眼见的只是嵌在格线中的规规矩矩的笔划,却没工夫看,连跳着看的工夫也没有。我依次翻到最后一页,正准备按照原来的样子叠起来放在桌上时,突然接近结尾的一句话,跳进我的眼帘。

「この手紙があなたの手に落ちる頃には、私はもうこの世にはいないでしょう。とくに死んでいるでしょう」

私ははっと思った。今までざわざわと動いていた私の胸が一度に凝結(ぎょうけつ)したように感じた。私はまた逆に頁をはぐり返した。そうして一枚に一句ぐらいずつの割で倒(さかさ)に読んで行った。私は咄嗟(とっさ)の間(あいだ)に、私の知らなければならない事を知ろうとして、ちらちらする文字(もんじ)を、眼で刺し通そうと試みた。その時私の知ろうとするのは、ただ先生の安否だけであった。先生の過去、かつて先生が私に話そうと約束した薄暗いその過去、そんなものは私に取って、全く無用であった。私は倒(さかさ)まに頁をはぐりながら、私に必要な知識を容易に与えてくれないこの長い手紙を自烈(じれっ)たそうに畳んだ。

“这封信落在你手里的时候,大概我已经离开这个世界,早就死了吧。”

我大吃一惊,感到刚才还慌乱跳动的心,似乎一下子凝结了。我又倒回来往前翻,一页一句地倒着读下去。我急切地想在瞬息间知道我要明白的事情,一眼望穿这满篇的文字。那时,我所关心的只是先生的安危。先生的过去,他曾答应要告诉我的那个灰暗的过去,在我看来已是毫无意义了。我一边倒着往前翻,一边把这封不会轻易告诉我的必需知识的长信焦急地叠起来。

夏目漱石日语介绍(日语共读心夏目漱石)(4)

主播介绍

夏目漱石日语介绍(日语共读心夏目漱石)(5)

本期主播:潇匠

本期编辑:LMN

责任编辑:日语之声

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